眠りにおける゛非゛日常。なぁんつってなっ。
アルフレッド・ヒッチコック先生の映画『鳥』を観た。
恥ずかしながらヒッチコックは初めて。
て、まあ別に恥ずかしがる事でもないんだけどね。
そして全然恥ずかしいなんて思っちゃいないんだけどね。
色々なサイトで紹介されてて、ホラーの傑作的な扱いをされていたので、
「じゃあホラー好きな俺が観ないわけにゃあいかんだろ」
ってなもんで借りてみたは良いけれど、ホラーじゃなくってサスペンスだね。これは。
しかもさらに失礼なことに、iTunesにて彼女へ贈る月例CD-Rを作りながら、言わば片手間に観てたわけです。途中から。そう、途中からね。最初は真面目に観てたんだよ。真面目にね。
で、まあゴダールやら何やらが映像技術に深く感銘と衝撃を受けて、ヌーヴェルバーグが生まれて…云々。と、とにかく当時としては斬新な映像技術だったのだろう。
それはズブの素人である俺が観ても感じるところはある。特に車で走ってるシーンなんかはね。
けどやっぱり構図だカメラ割だなんだって、考えてもさっぱりなので、ここでは所見を述べるにとどめておこう。ふむふむ。
サスペンスって現在では色んな視覚、聴覚に訴えかける物が沢山あるわけで実に恐ろしい世界に引き込むのが巧みになってるんだけど、そんな何やかやを一切合切リセットしてみた時に、本当に怖いのは何なのかってのが浮き彫りになってくるのだと思う。
つまり、日常がある時を境に、゛非゛日常に姿を変えてしまうと言う事。それが、確かに実は怖い。
だってこの映画はある段階を超えると、カモメやカラスやおまけにスズメまでが気が狂ったかの様に人間を襲い出すわけだ。
最初は頭をこずかれたり髪の毛をつっつかれたりするだけだったのが、段々とエスカレートしていって、両目玉をニワトリにくりぬかれた挙句、突き殺されるオッサンが現れ、調子に乗った鳥どもは学校やガソリンスタンドを襲い出し、子供らを追いかけ回し、ガソリンから車の爆破を誘因させるなどして、もうとにかくやりたい放題、暴虐ブジン。小さな町を恐怖のどん底に叩き落とす。
でも、きっとこの街の人々が本当に怖いのは鳥に襲われる事では無くて、一体何が起こってしまっているのか皆目見当もつかない、と言う事が一番怖いんだと思う。そりゃそうだよ。いきなり鳥が襲いかかってくるんだから。何なんだ!?ってなるわな。
さらに言うと、結局最後まで何で鳥がいきなり襲い出したのかが説明されないんです。だから色々な想像をせざるを得ないところもまた、怖いところの一部。
片手間に観ていた俺だけど、ラストシーンの直前、クライマックスとも言えるヒロインのティッピ・ヘドレン(なかなかの美人!!!)が、閉じこもっていた家の2階に異変を感じて、その部屋に入った途端にキ○ガイ・バードどもに一斉に襲われる場面に関しては、本当に圧倒された。(未見の方はすみません!!!ネタバレしますよ〜)
ティッピもやはり役者なので、襲われてるわけだから部屋から逃げ出そうと遮二無二体をよじってドアを開けようとする。
しかし、ドアは中からは手前に引く形状で、襲いかかる鳥の勢いに圧倒されてなかなかドアを開けて出られない。
最初は片手に持った懐中電灯を振りかざして、鳥どもをけん制していたティッピだったけど、猛烈な鳥の勢いに段々と勢力を失っていき、最後には気を失って倒れてしまうのだ。
もう、とにかくその流れが実に秀逸。だって片手間に観ていても、昏倒してしまうティッピに対して様々な感情が胸に去来してくる。
そして極めつけは、その後に目を覚ましたティッピの表情も本当に素晴らしい。
俺はとにかくその表情が、この映画の中で一番怖かった。
その後、色々ネットで調べたら、その部屋の中のシーン。
実はティッピの脚を縛り付けて、糸でくくった野生の鳥を使って本当に襲わせたのだそう。
そりゃ怖いにきまってるわ。迫真の演技、と言うか普通に逃げ出したかったんだろうな。
その後の映画もヒッチコックは主演にこのティッピ・ヘドレンを起用して、勢いあまって求婚までしてしまったそうな。
挙句、バッサリと振られると言う醜態をさらしたのだそう。
そりゃそうだ。脚縛られて、鳥につっつかれまくられて、それら一連の張本人に求婚されてもねぇ…。
嫌だよねぇ。
ま、全部ソースはウィキペディアですがね。
この映画が原因かは知らんが、4時頃寝ようと布団に入ったまま6時半過ぎまで眠れなかったとさ。
8時半起きだったのにね。はぁ…。
眠れない時も何が原因なのかって分からないもんだよね。そう言えば。
2009/01/05 22:57 | 未分類 | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP




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